WordPressは次のメジャーアップデートで、編集画面が大きく変わります。
(メジャーアップデートで現在の4.xxから5に変わる。)
先日のWordPress4.9.8のアップデートでダッシュボードに、こんなお知らせが表示されるようになったので、気になった方もいたかもしれません。WordPress5.0になると、これまで長い間使われてきたエディターがなくなり、代わりにGutenberg(グーテンベルク)というブロック編集エディタが搭載されます。
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Gutenberg(グーテンベルク)エディターでできること
ブロック編集エディタは、文章や画像などの要素を、まるでレゴブロックのように組み合わせてページを組み立てることができます。
ビジュアルで表現してみました。こんな感じです↓
つまり、今まではひとつの編集エリアに、文字も画像も動画もコードも全部入力していたのが、それぞれの要素をひとつのブロックとみなして、ブロック単位で入力し、順番を入れ替えたりする形になるということです。
使ってみた感じだと、それほど機能が増えている訳でもなく、ビルダーのプラグインじゃダメなの?という感じがしました。
Gutenberg(グーテンベルク)の由来
グーテンベルクという名称は、活版印刷技術を発明したヨハネス・グーテンベルクから名付けられました。
グーテンベルクの活版印刷技術によって、紙の本が大量に刷られるようになり、新聞や書籍が一気に普及し、ルターの宗教改革に大きな影響を与えました。
いまWEBメディアで、WordPressがその名の通りWord(言葉)をPress(発行する)ための重要なインフラ化してるのは誰の目にも明らかですが、そのエディターにGutenbergを持ち込んだセンスが素敵だなと感じました。
Gutenbergを使う際に気をつけること
WordPress5.0からは、Gutenbergが標準エディタになりますが、従来のエディタに戻すプラグインも用意されているみたいです。ただ気をつける必要があるのは、Gutenbergで作った記事を従来のエディタで開くと崩れてしまう可能性があることです。
現在Gutenbergのベータ版が使えますが、公開中のサイトには使用しないでくださいね。
WordPress4.9.8になったらやっておくこと
また5.0アップデート後のトラブルを防ぐために、ダッシュボードの「旧エディタをインストールする」から従来のClassc Editorを有効にしておきましょう。
Gutenbergの気になる点
懸念点が2点あります。
ひとつめは、仕事でカスタムフィールドを使って投稿画面以外に情報を入れたりしているんですが、今後も引き続きそのまま使えるのか?という点。
二つめは、WordPressのテーマ(特に有料テーマ)にはページを作るための固有の機能が備わっていたり、プラグインでBeaver BuilderやVISUAL COMPOSERのようなビルダーを入れている場合干渉など不具合が出ないのかということ。
しばらくは従来のClassc Editorで様子見しようと思っています。
Gutenbergを試す
Gutenbergは以下で試すことができますので、色々触ってみてください。
https://ja.wordpress.org/gutenberg/
まとめ
これまでレイアウトを組むためにHTMLを使ってコードを書いたり、ショートコードなどを使っていたと思います。Gutenbergが実装されれば、それをしなくてもリッチなレイアウトを組むことができるので楽しみですね。ただ、いきなり使うのは慣れないと難しいので、練習は必要かなというのが所感です。
また色々わかったら情報追記していきます。